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質問
次に動いたやつを狙撃する」という待機行動を8人のコボルドがとって、PCの一人が動きました。このとき5人目の狙撃でそのPCは気絶したんですが、残り3人も気絶したPCを狙撃するんでしょうか。また、そのPCが死亡した場合、死体に向かって狙撃することになるのでしょうか。あとこの場合、移動中のPCを狙撃するのでしょうか。それとも、移動が終わってから狙撃がはじまるのでしょうか。[D&D
8:316]
回答
待機した行動や条件を変更することはできないので、基本的には気絶したPCに追い打ちをかけるしかない。ただ、待機の条件が満たされたときに待機した行動を実行しないことができるかどうかについては、バリアントが提唱されていたような気がするので、その辺りを参考に射撃を取りやめることはあっても良いように思う。この場合なら、待機した射撃は取りやめ、次の自分のイニシアチブでより適切な標的を射撃する方が戦術的にも正しいしな。
後半について、待機したアクションは条件が満たされた時点、条件となったアクションよりも前に割り込むので、この条件ならPCが移動を開始する前の場所で集中砲火を浴びることになる。それで、生き延びる事ができれば宣言したとおりにPCの移動その他のアクションを解決する。[D&D
8:317]
8人で待機行動とは派手ですね。戦闘外(イニシアティブが振られていない状態)での待機行動により、一方的な先制攻撃などを仕掛けることは不可であることを念のため申し添えておきます。(例・閉じられた扉を開けようとしている段階で「扉の向こうに敵がいたら射撃」など)。
さて、待機行動の起動条件を満たした場合でも、行動を起こさせないことは可能です。次の2つの選択肢があります。
A.待機行動を失う変わりに、その行動を行わせなかったことにする。
B.【判断力】の判定(DC15)を行う。成功すれば、待機行動を行わなかったことになり、以前の条件のまま待機行動を取りつづける。失敗すれば、そのまま行動を行ってしまう。
上の例でAの選択肢を選んだ場合、コボルドは射撃を取りやめます。そして待機行動を失います。次のラウンド、その気絶したPCのイニシアティブの直前に行動順が回ってくることになるでしょう。…殺したくない何か特別な理由がない限り、意味のない選択肢ですが。
上の例でB.だと、射撃させたくなかったら意思セーヴ。成功すれば射撃せず、その次に動いたやつを狙撃することになる。セーヴに失敗した場合、最初に起動条件を満たした既に気絶したり死んでいる。相手に射撃を行います。
以上の情報は、全てDMGのp63-64に載っています。
書き込んでいる間に317さんが書き込んでいましたね。前半部分の質問に対するフォローと考えてください。後半部分の質問については317さんのとおりだと思います。[D&D
8:318]
選択肢を有してるのはDMな。待機行動してるクリーチャーじゃなくて。まとめると、普通は待機行動の条件が満たされても、行動を発動しなくてもよい。質問の例ならコボルドは追い討ちをせず待機行動を継続し、次に動いた誰かを攻撃することができる。これが一般的なルール。しかしDMは混乱する戦闘下で素早い判断力が要求されるということに鑑み、待機行動の制御をより困難にしてもよい。といって出てくるのが、上であがったふたつの選択肢。ただ、オプションやバリアントとしての体裁をとっていないので恣意的な運用を許しそうなところがちょっと。[D&D
8:328]
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