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質問 D&Dの世界では属性が悪なら(モンスターや目の前で犯罪をしている人ならともかく)、一介の冒険者が通りすがりに人を殺しても法的に全く問題はないのでしょうか? また、そういうプレイングをするプレイヤーに対してDMとして、どのような処置をすればいいのでしょうか?[D&D
23:180]
回答
この問題が起きた時の状況は、回答の下に載せてあります。
具体的な世界によるけど(あとその国の法律にもよる)、ダメでしょ。[D&D 23:181]
それがパラディンなら法と秩序を乱してる時点でOUTかな。私なら警告2回でパラディン落ち決定(中立にして善か、秩序にして中立に属性変更した上で)。たとえ悪人でもカタルシスウェーブ(読み:アトーンメント)で改心可能だし。混沌にして善のキャラクタでも殺人(自分と同種族)を積極的に肯定するならば、これも属性変更も視野に入れた方が良い。アメリカゲーだから悪即斬でもいいんだ、って言う人がいるけど、アメリカ政府がかかげる「アメリカの正義」には国内からも疑問の声があがってるしね。
基本的には警察官と同じように見たらいいんじゃないかな。行われた悪に対しては厳しく対処する。性根が邪悪であっても何もしない内は処罰の対象とならない。悪を未然に防ぐために、人を射殺する警官なんておかしいでしょ?[D&D
23:182]
Book of Exalted Deedというサプリメントには、単に相手が悪であるというだけで攻撃することは、善ではない、と書かれています。私がDMなら、属性が善のキャラクターがそのような行動をとったら、属性を中立にシフトさせます(中立、悪ならそのまま)。法的にはどうかというのは、国(自治権があるなら都市)によるとしかいえません。属性が悪でも、殺すほどほどの罪は犯してないこともあると思うので(軽い犯罪の常習者とか)、悪ならばそれだけで殺してもいいという国は少ないんではないかとは思います。[D&D
23:183]
街中で悪即斬をするのは善悪はともかく秩序に反するのでNGです。[D&D 23:192]
街中では問題。生活圏以外の野外ではそんなに問題でもないかも。アライメント等は考慮しますが、別に通りざまに殺してよくないってコトも無いです。自己責任でどーぞとPL達に伝えるといいですよリスクの明示と共に。当然「法的に」なので、法が届く範囲の外では「法的に」問題が無いというだけで、違う視点で見ると話も変わってくるんですけどね。[D&D
23:198]
>まあその辺は、現実世界と同じってことか。[D&D 23:199]
>現実世界でも残念な事に悪人は居るのでしょうけど、彼等を殺して良いとは法的にも倫理的にも思いませんしね。現実世界で遊ぶのと同じで、モラルを持って楽しいプレイを心掛けたいものです。[D&D
23:200]
私のグループでは、PLの行動=世界の常識としてる。だから、パラディンが街中で悪即斬を始めたら、その世界のパラディンはそんな奴ばっかり。よって、治安の良い町は入り口にオークとパラディンは立ち入り禁止の看板が立つ事になる。「それでも良い?」って聞くと大抵のパラディンPLは行動を思い直してくれる。[D&D
23:188]
悪だからとばっさりやったら、すぐさまその妻子を出して泣きわめかせてやれ。それでも高笑いするなら、どこからともなく腐ったトマトでもぶつけてやりゃあいいし、ゲーム的には買い物や宿を拒否しちまえ。町中にとけ込んでる悪い奴ってのは、そこらの野盗とは違うから。もちろん、逆に町中で狼藉をはたらいてるのを見過ごすような善系に似たようなことをかましてやれば良い。
そういうことを喜々としてやるPLには、ただちに「それ、不愉快なプレイだからやめてくれ」と言うべきだな。[D&D 23:202]
SiG内関連リンク
+グレイホークの一国家における罪と刑
+アライメント1:キャラクターの対応
+アライメント2:プレイ中の扱い方
+アライメント3:DMとPLの認識にずれはないか
状況
D&D3eを始めて1年程の初心者マスターです。
先日行なったセッションにて少々込み入った問題が発生し、D&Dの問題というよりはTRPG全般に関する問題だと判断し、幅広くTRPG経験者の皆様に意見を聞きたくココで質問させていただきたいと思います。
まず、簡単にキャンペーンの設定を……。
■ 周辺の背景
A国
地形に恵まれとても豊か。近年、政治を左右するほどではないが、口を出すぐらいに商人の力が増してきた、ちゃんとした法治国家。
a市
B国との国境沿いでb男爵領と接している。
B国
地形に恵まれず、あまり豊かではない。軍部の力が強く政治に軍の影響が強くある。
b男爵領
国の軍隊とは別に独自の部隊を持っている。以前からA国にちょっかいを出していて、B国には黙認されている。たびたびA国から注意をうけている。
■ 事件までの経緯
1. ここ数ヶ月、a市近郊にてモンスターの被害が多くなる。
2. a市に直接モンスターが侵攻して来る。「偶然」近くを巡回しに来ていたb男爵領の部隊が掃討し、そのままa市に駐留。
3. b男爵の部隊の一部がa市を併合したと意気込み、勝手に検問や収税までしだす。
4. 数日前に、b男爵の部隊の一部が本当に行政機関を占拠してしまう(だたちにA国はb男爵及びB国と調停交渉を開始)。
5. 行商の旅の途中で(PC達は商人の護衛)、a市近郊を通りがかる。収税を拒否。戦闘、兵士を殺害。
■ 検問の様子
9人の兵士が検問をしていて、そのうちの2人が近寄ってくる。
NPC(以下、N):止まれ。収税だ(事務的な口調で)。
PC(以下、P):男爵の使いの者だ。通せ(かなり高圧的に)。
N:そんな話聞いとらん。証拠を見せろ(冷静に)。
P:お前達などが知るところではない(もっと高圧的に)。
N:ふざけるな。何だ、お前らは何者だ!?(さすがに怒る。抜刀し警戒、後方で待機している仲間4人を呼び寄せる)
P:(金を払って通すなら幾ら?と「交渉」しようとする)
N:(感情にまかせ、相当に法外な値段を言う)
P:(ディテクトイービルで兵士が悪の属性である事を感知)
PC側から攻撃開始。戦闘で兵士の半分は死亡。スリープで眠った兵士も起きたら大変だからという理由で殺害。ひとり生き残った兵士が降伏をするが殺害。後方にいた兵士が馬で逃走するもPCの弓が命中、死亡。
部隊長と事務官の2人が残っているが(検問所の小屋に立て篭もっている)時間の都合で、次回のセッションに。[◆TRPG総合 質問・雑談スレ 16◆:209・210] |