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質問
『邪悪神殿、再び』を読んで、無知な我々のために訳注などで補足していただきたかった単語が4つほどありました。皆さん、「物神」「ノード」「ヘリオトロープ色」「シスト」ってすんなり判りますか?[D&D
24:314]
回答
・物神:(p87右段、p88左段など)原語はfetishes
意味は「神霊の宿るものと考えられて崇拝の対象となる動植物や物」。ほぼ同義語に「呪物」というのがあるのでそっちを使った方が字面ですんなりと判るような気はしますが。
・ノード:(p151他)原語はnode
英和辞典/ふし、こぶ。植物:(葉の出る)節。物:波節、節(静止点)。天文:交点。数:結節点(曲線の交点)。医:結節、中心点。コンピュータ:ノード。
国語辞典/結節、節点、交点。通信ネットワーク・物流の中継点、拠点。
……「交点」「中継点」だとなんとなく意味が通じそうですが。『邪悪神殿、再び』で使われている概念というか意味では「中継所」とか意訳しちゃってもよかったような。
・ヘリオトロープ色:(p77右段)原語はheliotrope in color
ムラサキ科キダチルリソウ属の小低木。高さ約1メートル。葉は楕円形。花は集散花序に密につき、淡紫色または白色で香気が高い。観賞用のニオイムラサキ、香油をとるキダチルリソウ(香水草)などがある。
上記の花からとった香水。
「淡紫色」だとちょっと違うのでしょうか?
・シスト:(p116左段など)原語:cyst
生物:胞嚢(のう)。医:嚢腫(しゅ)。
「胞嚢」だと袋状の組織。「嚢腫」だと「袋のようなものを形成する腫瘍(しゆよう)。腫瘍ではなく袋状となる病変も含む」ですが……これは別に無理にそのまま訳さなくてもいいかもしれません。でも「シスト(袋)」とした方が判りやすいような気はします。
[D&D 24:314・316]
Nodeといえば、FRのアンダーダークにも出てくる。アレは『地脈/龍穴』って感じだけど。[D&D 24:327]
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