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The Mini Slayers Guide to Winter Wolves

Mongoose Publishing 5ドル(PDF版のみ)

 EN Worldでの評価は★★と低く、人気も興味もないであろうサプリ。

 このルールブックはPDF版しか発売されていないが、5ドルと他のSlayer's Guide〜よりも安く購入できる。嬉しいね!
 Miniシリーズという事で、気になるページ数から。目次+本文で21ページ。表表紙とOGLで1ページずつ。計23ページである。うすっ、さすがMiniシリーズだ。目次にある頁番号が、1ページずつずれているのは愛嬌。分量少ないし、索引付いてる訳でもないから、問題なし!

 まずは導入部から。ウィンターウルフについて説明が書かれた後、Miniシリーズについて簡単に。次に、Winter Wolf−Masters of the Coldと書かれている。この本を読めば、プレイヤーは氷原の主を狩る方法が、そしてマスターは彼らをキャンペーンに登場させる時の指針が分かるそうだ。
 Physiology−生態について。彼らの外観に誤魔化されてはならない。オオカミとは全く異なるクリーチャーなのだ〜といった文から始まるこの章では、ウィンターウルフの生態や毛皮について書かれています。MMには載っていなかった、毛皮のもつ効果や取引金額(レア物は3,500gp!)がここにあります。素晴らしい! 彼のもつ能力の説明の後、食性に始まり、好物〜冬獲物が少ない時の食料や貯蔵庫等の食生活について説明がされています。生活サイクルも、大事な要素ですね。
 Habitat−生息地について。MMだけでは分からない、住処の情報もあります。
 Winter Wolf Society−ウィンターウルフの社会について。まず、Packの構成について説明があり、中で力をもつ2つの存在について語られています。Alpha MaleとAlpha Female。Packで1・2番に力をもつものたちで、能力も通常のウィンターウルフとは違います(といっても、HDが増えているだけですが)。次に、Runt−ちび、子供について。この社会で子供は最も低い序列いるようで、そこから這い上がる為の生存競争があるようです。最後に、Foundlings−捨て子について。大抵がヒューマノイドの子供のようです。これは子供から育てて、彼らの為に使うのが目的のようです。成長した子供は、大半がバーバリアンとしての道を歩みます(当然の成り行きか)。最後に他の種族、特にフロストジャイアントとの関係が書かれています。
 Methods of Warfare−戦術について。獲物を狩る時、住処を守る時、それぞれ説明されています。また、Trained Winter Wolfでは、幼年期から育てることで、戦争やそり引きに使う事ができるようです。
 Roleplaying with Winter Wolves−マスターが、キャンペーン中彼らを、どうロールプレイすればいいのか書かれています。遭遇時の注意点があるので、参考になるかもしれません。加えて、名前の一例が載っています。
 Scenario Hooks & Ideas−シナリオ導入やアイデア。簡単なメモみたいものです。1.5頁9つのアイデアがありますが、このまま使うのは無理ですね。参考程度。
 Brute's Denでは、あるウィンターウルフのパックが住む穴ぐらが載っています。各部屋の説明とマップがありますが、マップにグリッド表示はありません。
 Winter Wolf Refernce Listには、Alpha Male・Female等パックのメンバーの能力が掲載されています。

 まとめ。個人的評価は、★★★はあげたい一品です。買っても損はなし! とはいえ、人に奨められるかどうか難しいトコロ。データよりも、資料目的なら、この本は楽しいものです。[ハブ毒より強力なMongoose Publishing産サプリスレ:11-13]

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