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Forgotten Ralms Dungeon Master's Screen
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Wizards of the Coast $12.95
マスター用スクリーン+32ページブックレット/ISBN:0786927836
公式ページ:http://www.wizards.com/default.asp?x=products/fracc/886860000
レルム用に発売されたスクリーン。英語版で遊んでいる人には、今更な感のあるものだが、日本語版の人には未知のサプリメント。DMGにも載っていない、ワイルダネス・エンカウンタがここにある! って事で素人レビューいきます。
まずは、スクリーン本体から。4面あるのは、D&Dスクリーン(以後、D&DSCと略す)と同じ。
1面:武器の一覧で、FRCSで追加された物も載っている。残念ながらこれ単体では、不完全なデータしか手に入らない。武器の名前の他は、ダメージ・クリティカル・レンジだけ。
2面:戦闘のアクション一覧(一部のみ)、攻撃ロール修正・遮蔽等。当然英語なので、日本語版ユーザーには使い難いそう。
3面:戦闘のアクション一覧(武器を落としたり、フェイントといった行動のリスト)。鎧と盾のリストがあり、価格と重量以外のデータが載っている。この2つに加えて、各年の別称(かな? The
Year of the Sword等)が1360〜1380分が書かれている。
4面:ここには、表がたくさん載っていて、結構便利です。D&DSCの4面とは似ているが、違うものもある。掲載されている表は、次の通り。サイズによるAC修正、構造物の強度とHP、一般的な武器と盾の強度とHPアイテムを破壊する時のDC、品物の強度とHP。ここまでが左半面。残り右半面には、地形と街道による移動力修正、ターンアンデットの表、フェイルーンのカレンダー、光源の範囲と持続時間。
次に、本題であるエンカウンタが載っているブックレット。全32ページ。5つに分かれており、導入、ダンジョン内ランダム・エンカウンタ野外のランダム・エンカウンタ、遭遇するグループの説明、NPC作成表。
Introduction−導入では、ブックレットの説明と、モンスターの出典について。MMだけでなく、Monster Compedium・FRCSも含まれるので、SRDだけでは対処できない。無い場合は、もう一度振り直して〜という指針もある。
Dungeon Encoutners−DMGに掲載されている表と、基本的には同じである。レベルに合わせてd100を振って(d%)、エンカウンタ・レベルを決める。決まったレベルの表から、もう一度d%で遭遇するモンスターを決める。ドラゴンなら、さらにd%で種類と年齢を決める。NPCなら、NPC作成表で決める。対応レベルは、1〜20レベル。
Wilderness Encounters−野外におけるエンカウンタ表。これが目的でこのスクリーンを購入した人もいるハズ。この表は、北方/温暖/南方と大きく分けられ、そこから地形による表が載っている。この表の使い方が説明されいて、地形と移動中の警戒度に応じた出現率が書かれた表がある。この辺のルールは、Silver
Marchというレルムのサプリメントで説明がされている。15の地形39種80以上の表が17ページに渡って掲載されている。
Groups−エンカウンタするかもしれない、様々なグループが載っている。但し、数とデータ(これらはサイスで決める)だけで、グループの解説や目的等は説明されていない。これが2ページ半に渡っている。
NPC Generation−残り2ページ半弱は、NPC作成用の表である。ダンジョンで遭遇した場合と、野外で遭遇した場合で、それぞれ説明あり。NPC作成といっても、レベル・アライメント・種族・クラスまでしか決める事ができない。残りのデータは、DMG掲載の表を使うか、自作しなければならない。残念ながら、SRDにNPC表はない。
まとめ。Amazonで1300円位と値段の割りには、実に便利なサプリである。野外でのエンカウンタを自作しなくてもいいし、自作する時の参考にもなる。サプリメントとしての評価は、★★★★。[レルム:8-10] |