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ゲームギャザ2004年5月号

ホビージャパン

 表紙。
 タータンチェック風ショートスカートの女剣士。なんかUOっぽい。エロホクロまでは流石に装備品には無いけどUO。表紙に書いてあるゲムの名前は以下のとおり。「アクスディア」「マジック・ザ・ギャザリング」「ガンダムコレクション」「ガンダムウォー」「アクエリアンエイジ」「妖精伝承」。D&Dの名前は無し。ルリルラも無し。TCG雑誌としての矜持だろうか。裏表紙は今や懐かし聖闘士星矢のTCGの広告がドーンと。仮にも鎧なんだったらアンドロメダの人は股間ガードを用意した方がいいと思った。今更。

 開くと広告がバシバシと。
 この辺どこの雑誌も似たようなモノだけど、TRPGの広告はFEARが1ページ(スターレジェンド、アリアンリプレイ、アルターライン)、そして当然我等がD&Dが2ページ。左側ページは新作「キャラクター作成ガイド」がデカデカと、あとミニチュアが下部に。右側ページはルールブック&シナリオ一覧。こうやって見ると結構壮観。感慨深く眺める。最初はコア3冊出れば成功だの御の字だの云われてたけどね。頑張ってるよねもっとがんばれ。ガンダムコレクション用のゲームが出てソレの紹介が最初の記事。メジャーで距離を測る本格派。紹介漫画の少年は女の子に見えてしまうが最近の流行だろうか。そういや昔どこかから出てた大量のミニプラモフィギュアで遊ぶ一年戦争のシミュレーションゲムをよく遊んでた覚えがある。小学校の時だったか中学校の時だったか。ともあれそんな時に。今のゲムはそう考えると豪華だね。

 次は主力商品のMTGの記事が沢山。
 p17〜p75までの59p。雑誌全体が218pなので約17%がMTGだ。まだまだ元気なのだろう。最後に遊んでから随分経つのでなんだか懐かしい。p25の写真はHattenを意識しているのだろうか。いやしてないだろうけど。しかしカードの外見変わったなー。別のゲムみたいだ。なんだか。とか思ってたらp33で今までのタイプのカードも見るコトができた良かった。でもゴブリン達は俺が知らない進化を遂げてて、頑張ってるなコイツラも、と思うと俺も頑張らないといけないと励まされた。今でも初心者向け記事に2p取っているコトを考えると、何度も何度も定期的に初心者向け記事を行っているに違いない。こういう層の厚いサポートをD&D3rdにもしてあげて欲しい気がする。1度ぎゃざで初心者記事を行った、では寂しい。何度も何度も何度も、定期的に同じコトをアノ手コノ手で繰り返しながらやるといいと思う。

 ガンダムウォーのエラッタ&Q&A(いきなり始まるのでつかみが弱い気が)と広告ページ群を抜けて、カードゲーム総合情報ページへ。
 カードゲームバブルも終わったと思ってたけど、まだまだいろんなゲームが出続けてるんだね。注目したのはアクエリのビギナーズインストラクターソフト。ネットで配布しているゲームチュートリアルの為のソフトで、実際に遊びながらチュートリアルができるスグレモノっぽい。D&D3rdでもAoOチュートリアルソフトとかあったら良かったかな?(笑)。ガンダムウォーのページもコッチにあるんだね。このページの末尾にでも白黒でもいいからエラッタとQ&Aを移動させてやれば良いのに。ベルセルク、ドラゴンボール、金色のガッシュベル、そして星矢と、人気のある(あった)漫画のMTGも色々出てるらしい。乱立してゲム1つあたりの客数を心配しているお節介な俺。MMORPGが乱立されててもそれなりに人気のMMORPGはいつも人多過ぎなコトを考えると、案外心配は杞憂なのかもしれないけれど。

 ここでルリルラ広告1p。要はFSSだよね。

 次はゲームファンの為の情報コーナー。
 非TCGなカードもまだまだ出ている。森下千里(一瞬森高と読んでまさかと思ったけどまさかでした)やソニンなどの実写系カードも根強いのかも。客層はなかなかかぶらないと思うけどね。売り場はかぶるかもしれないけれど(笑)。電源ゲームも色々紹介されてるが…GUNSLINGER GIRL…ふた昔前のポリゴンみたいで少し怖い。こわいよヘンリエッタ。DVDと音楽はナード系をガッチリキャッチ。間違ってもMTGのBGMに最適な怪しげなユーロロックとか紹介されてない。名前くらいは知ってて数曲友人が好きなモンで聴いたことのあるI'veのKOTOKOがメジャーデビュー。これはニュースなんだろう。多分。メジャー化したらダメ、ってのはどこの音楽シーンでもある反応だけどどんなもんでしょうね。本はなんといってもドラゴンランス。他にもヴァンパイア:ザ・マスカレード関連の本らしいモノが紹介されていた。やはり本はTRPG系が強いのだろうか。西島大介が混ざっているトコにGAMEぎゃざ(表紙)のサブカル誌としての主張を勝手に感じたり。イベントで注目は「ラッセンの世界」というフィギュア付き入浴剤。なかなか見当たらない海中生物のフィギュア。たった5種類なのでコンプも簡単。海洋系でちむちむなTRPGライフにはあっても悪く無い一品。ラッセン関連の商品を買うのが気恥ずかしい人も普通に居そうだけど(笑)。映画。「アップルシード」をデカく取り上げている。かく云う俺は今日「キル・ビル2」を観たばかりだ。いや、どうでもいいんだけど。インタビューは「マリみて」の声優さん。世間で大流行(?)なこの小説シリーズだけど未読。オタクの端くれとしては読まないと、とは思っているのだけれど。なかなか。

 p130は読者プレゼントページ。
 …だが…欲しいモノが無い…。こんな時に限ってD&D製品は無し。せいぜいドラゴンランスの小説くらいか…持ってるよ。

 いよいよTRPGコーナーかな。
 とりあえずルリルラサポート開始のお知らせ。英雄×ロボット×歌姫=ファンタジーらしい。新しいファンタジーの定義が今ここに。またしても離れた場所でサポートの本ページがあるようだ。マンガもやってるのか。頑張ってるね。D&D漫画といえば…「マンション&ドラゴン」(だっけか?)くらいか。いや違うかアレは。TRPGのページ開始だと思ったらボードゲームのコーナーがあったのは意外。今回で11回なので結構長くやってるんだね。今月のは「ポケモンバトルフィギュア」が目立つが、ソレ以外にも硬派なゲムとか紹介してて案外いいコーナーかもしれない。というかもう1つ大きく紹介されていた「たぶらか」はかなり面白そう。ヤバい雰囲気のカードがたまらない。でも登場人物の1人の「マンチさん」は勝つために手段を選ばないマンチキンとか紹介されてて、なんだかなぁ。

 TRPGコーナーはまだ遠し、今度はネトゲコーナーでした。
 MMORPGだけでなく、最近はアクションとかゴルフとかも出てきてるんだよね。一応毎日4gamerとか見てるのでこの辺は雑誌では物足りない。というか、ネトゲは少し雑誌と相性悪い媒体だと思う。動向の移り変わりが激しすぎて、リアルタイムの情報としては弱い。コロコロ変わるしね。記録を残すには向いてるかもしれないけど。FF11にも家具とかあったんだね。知らなかったさ。次はアーケード。「アヴァロンの鍵」の新作の紹介。実際コレはどーなんだろうね。全然ゲーセンに行ってないのでわからない。でもカードで情報管理してネットワーク経由で…ってのは増えたんだよね。クイズのやつとかが最近人気らしいけど。しかしゲーセンでネットワークRPGとはね。いやはやすげえ時代だ。

 次は細々とメックウォリアーのフィギュアゲームの記事が1p。
 寂しいね。無いよりはいいけど。

 さていよいよTRPGコーナー。
 まずはサポートが開始されたルリルラのリプレイ。PC達主体のリプレイでゲームの紹介は無駄なプレイヤーの会話をスポイルできる分わかり易いかもしれない。紹介リプレイとしてはこういう方式がいいんだろうね。ゲーム内住人がゲームしてるイラストが微笑ましい。リプレイが2p、ワールドガイドに1p、追加データに1p、スタートダッシュとしては少し寂しい気もするが。この調子で延々とサポートが続くならもう「少し欲しい」って状態を持続させておくのも戦略かもしれないけどね。そしてD&Dミニチュアゲムの紹介漫画。解説コラム付きで4p。初心者向けの解説のようだ。まだ2回目なので、ひと通り紹介してからどんな展開を見せるかがキモだと思う。でも他の種類の記事も1pでいいから混ぜると良かったかもね。

 お待ちかねのD&DFAQの「抄訳」。
 ページ数を考えるとこれは仕方ない。全部で3pまるまるコレに充てられている。まるでSageアドバイス。日本でD&Dがサポートされているなぁ、という実感を始めて感じてみたり(笑)。まあ初めて買っただけだったんだけど。

 その後は広告とか物販コーナーとか。ファイナリファンタジーグッズが多い。
 密かにLotRの指輪関連も販売中。全世界100個の限定モデルも普通に通販してるのがなんだか笑える。まあ28万円なのでよっぽどのファンでもないと買わないか。よっぽどのファンでも買わないだろうけど(笑)。

 それからイラストコーナー。
 RPGマガジンからあったよね。いつも感じのままでした。懐かしい。流石に絵柄の変遷はあるけどさ。

 次は読者参加ゲームのアクスディア。
 コレも男女でロボ動かしモノ。でも男女でなくてもいいらしい。そうですか。まあこんな時代だしね。20p程も使っててすげえ力入ってます。…と思ったら最終回か。そりゃ力入ってるよな。入らないと仕方ない。次はなんかファンタジー系らしいけど、ヨーロッパ戦国ってすげえタイトル。(仮)とのコトだがこのまま突っ走って欲しいね。

 いよいよ読者コーナー。
 サークル&コンベンション情報もココ。今やサークル紹介は2つでTRPGは内1つ。いやあ昔はスゴかったんだよと云っても信じないだろーね今の若い人(笑)。かわりにコンベンション情報は多目。最近はコンベンション中心のTRPGウォリアーが多いのかな? さすがにコンベンションはTRPG系が大半。

 さて、ひととおり読み終えてみたワケだけど、D&D関係のページは広告を入れて11p。雑誌が218pなので約5.05%。大体5%。要は総ページの1/20。ページでは少ないように思えてもMTGが17%ってコトを考えると、案外検討しているのはわかる。でももっと増えた方がファンとしては嬉しいし、継続して売り続けるにはサポートが要るのかもしれない。「かもしれない」ってのは今ではネットもあるし、そもそもAD&Dの時の自分は雑誌を見たことすら無かった時でも十分面白く遊べていたワケで。でも売る為の努力は売っている以上損にならない程度には頑張れHJと思うわけですよ。

 プレゼントがアレなのでアンケートはがきは多分書かないだろうけど、初めてこの雑誌をちゃんとひと通り読んだ感想オシマイ。簡単に書くつもりだったし簡単に書いたんだけど無駄に長くなったなぁダラダラと。
[【はがき】ぎゃざのアンケートに答えるスレ【出そうぜ】:138〜142]

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